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GITAI

    更新日:2025.10.2

    公開日:2025.7.15

    宇宙で人の代わりに働くロボットを

    GITAI USA Inc.(以下、GITAI)は、宇宙環境におけるインフラ構築のような宇宙飛行士の作業を代替するロボットの製造や軌道上サービスを提供するための小型衛星の製造を行っているスタートアップ企業です。

    宇宙飛行士に宇宙空間で作業をしてもらうのには、莫大なコストが発生します。ロケットやスペースシャトルを打ち上げなくてはなりませんし、宇宙服や装備にもお金がかかります。そもそも、前段階として、宇宙飛行士を1人育てるには10億円かかると言われており、宇宙飛行士の労働を時給換算すると1時間あたり500万円にもなるそうです。

    GITAIは、「To provide a safe and affordable means of labor in Space(宇宙空間で安全かつ手ごろな価格の労働手段を提供する)」というビジョンを掲げ、宇宙での作業コストを100分の1にしようとしています。そのためには、汎用性が高く、宇宙空間で人のように動けるロボットを作る必要がありますが、実現すれば宇宙ビジネス領域で破壊的なイノベーションを起こせるでしょう。

    月面に発電所を作る日が来る?

    創設者でありCEOの中ノ瀬 翔氏は、日本IBMでシステムエンジニアとして業務システムの開発に従事し、退職後にインドでITベンチャーを起業し事業売却、その後ロボット開発に情熱を抱き、2016年にGITAIを設立した経歴を持つ人物です。常に有言実行で、事業計画を必ず達成する推進力と実行力を持ち、夢を語る強気かつユーモアあふれるプレゼンが魅力です。

    彼の経営者としての資質の高さはもちろん、Googleに事業売却されたロボットベンチャーSCHAFTの設立者である中西CROをはじめとした実績ある技術者が集まっていることも、宇宙業界におけるGITAIの注目度の高さにつながっており、投資を決断しました。

    当社所有の火力発電所では定期的にボイラー内部を点検しているのですが、点検前にボイラーの温度を下げるため、稼働を停止しなくてはなりません。宇宙環境や発電所のボイラー内部といった極限環境下で堅牢かつ正確に動作するロボットの開発が進むことで、発電事業保守の高度化、省力化への貢献といったシナジーが期待できます。

    ただ、現在、GITAIは宇宙に行ってしまってなかなか戻ってこないので、共同事業をするには我々が月面に発電所を作らないといけないかもしれません。これは案外笑い話ではなく、遠からぬ未来に十分起こりえることだと思っています。

  • Company

    GITAI USA Inc.

  • Author

    イノベーション推進部

    小村 祐司

    Yuuji Komura

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