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SIRC
更新日:2025.10.2
公開日:2025.7.15
株式会社SIRC(サーク、以下、SIRC)は、センシング技術を活かしたDXソリューションとプロダクトを開発する大阪市立大学発スタートアップ企業です。センシング技術とは、センサを用いて情報を計測し定量化する技術のこと。SIRCは、コア技術「SIRCデバイス」を活用し、これまで取り付けが困難だった箇所に後付け設置が可能で、リアルタイム計測ができる高機能の小型IoTセンサの開発を行っています。
目に見えない電力を可視化する
主力プロダクトは、設備ごとの電力量を測るIoT電力センサユニットと、角度を測るIoT角度センサユニットの2つです。
電力センサは、工場・製造現場に後付け設置できるセンサです。設備ごとの消費電力量を正確に計測し自動でグラフ化することで、電力の無駄を見えるようにし、実効性のある省エネ・省CO2対策が立案できます。この電力センサは2024年度省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞、コンパクトさと取り付けやすさを兼ね備えたIoT電力センサとして唯一無二と言えるでしょう。
角度センサは、工場の油圧計といった既存のアナログメーターに後付け設置するセンサで、現場の計器類をデジタル化し、遠隔でデータを収集し集中管理することで、工場のDX化を促進できます。
電気代が高騰する昨今、大企業をはじめ、中小企業にとってもランニングコストの削減は重要な課題です。SIRCのセンサを導入しDX化することで、コストの削減だけでなく、脱炭素社会の実現への貢献も期待できます。
代表取締役CEOの髙橋 真理子氏は、国内外企業の海外新規事業展開支援や、大学技術の事業化支援、海外における新規事業開拓と投資の誘引をした経歴を持つ女性です。電力業界、しかもセンサというニッチな領域で女性のCEOは珍しいですが、専門的な知識とコア技術に対する情熱を持った、エネルギッシュで魅力的な人物です。
省エネの鍵は取りこぼさないセンシング
当社はSIRCのIoT電力センサを用いた節電力によるサービスの展開を視野に入れています。エネルギーの需要側が電力供給状況に応じて消費パターンを変化させることをディマンド・リスポンス(DR)と言いますが、この電力センサを活用することで、今まで取りこぼしていた節電力をより広く集めることができ、DR事業の規模拡大を測れると期待しています。
具体的には、2025年度にDR用特例計量器の共同検討、PoCを行い、うまくいけば2026年度から、需給調整市場への活用、商用化ができる見込みです。

Company
株式会社SIRC

Author
イノベーション推進部
山本 亮
Ryou Yamamoto
Company

株式会社SIRC
Auther

イノベーション推進部
山本 亮
Ryou Yamamoto
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