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WOTA
ダミータグ01
更新日:2025.10.2
公開日:2025.7.15
使ったその場で水を循環させるという挑戦
WOTA株式会社(以下、WOTA)は、水問題の構造的解決を目指し、生活排水の再生・循環利用を可能にする「小規模分散型水循環システム」の開発を行っているスタートアップ企業です。「水の再生利用」というアプローチに着目し、水処理の自律制御を核とする独自技術で「その場での水の再生・循環利用」を実現する革新的なプロダクトを作っています。
現在販売されているプロダクトは、上下水道に依存せず水利用を実現するポータブル水再生システム「WOTA BOX」と、水循環型手洗いスタンド「WOSH」の2つ。さらに、水問題に悩む愛媛県や広島県の人口減少地域、東京都の利島村の協力のもと、先行的な社会実証プロジェクトとして、住宅に使える水循環システムを開発中です。
集合型と分散型のベストミックス──水インフラの構造転換
下水道管の破裂事故がニュースになったことは記憶に新しいですが、戦後に整備された全国の上下水道はどんどん老朽化しています。しかし、上下水道の整備には、長い時間と莫大なコストがかかるうえ、人口密度の低い地域では従来型の上下水道施設はコストが見合わず、便益を得られません。そのような地域に、代替手段としてWOTAの「小規模分散型水循環システム」を導入できれば、コストを減らし、環境負荷を下げられる可能性があります。
代表取締役 兼 CEOの前田 瑶介氏は、東京大学工学部建築学科で都市インフラや途上国スラムの生活環境を、同大学院工学系研究科で住宅設備(給排水衛生設備)を研究し、デジタルアート等のセンサー開発・制御開発に従事。その後、WOTA株式会社に参画しました。
もともと前田氏の生まれ育った徳島県にある地域は上下水道が十分に整っておらず、そうした暮らしの実体験から水問題の解決に興味を持つようになったそうです。そのエピソードに、前田氏の情熱の源泉を見た気がしました。
インフラの老朽化という地域の課題をどのように解決していくかは、当社にとって非常に大きなテーマです。初めてWOTAのソリューションを聞いたとき、このような社会課題の解決方法があるのかと大きな衝撃を受けました。そして、分散型インフラへの変革が当社の考える未来の課題に合致していると判断したため、投資を決断しました。
また、当社の事業の一つに、地下水をくみ上げて浄化処理し第二の水として病院や空港などに提供するオンサイト型地下水浄水処理サービスがあります。この事業との親和性もあり、シナジーが期待できると考えています。
Company
WOTA株式会社

Author
イノベーション推進部 企画室
課長
井手 一久
Kazuhisa Ide
Company
WOTA株式会社
Auther

イノベーション推進部 企画室 課長
井手 一久
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