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    イノベーション推進部の挑戦~エフェクチュエーションを実現するために

    更新日:2025.9.16

    公開日:2025.7.15

    立ち止まらず決めていくことが、前に進む力になる

    イノベーション推進部長の中嶋嘉昭です。

    スタートアップや事業会社の皆さんに「J-POWERと組みたい」と思ってもらえるよう、日々あれこれ試行錯誤しています。部長として大切にしていることは2つあります。ひとつは「速やかな意思決定」です。投げたコインが表と出るか裏と出るかはさておき、決められない人にならないよう、スピード感を持って判断を下すようにしています。

    もうひとつは「嫌なことを引き受けること」。仕事をしていれば、言いづらいこと、やりたくないことに直面することもあります。そんなときは、積極的に矢面に立ち、周囲の心理的な負担を少しでも減らせるように努めています。それで仕事が一歩でも前に進むなら、それが自分の役割だと思っています。

    多様な部署を渡り歩く中で育まれた、視野と柔軟さ

    1993年に技術職として入社し、最初の配属は新潟県湯沢町の水力発電所の建設現場でした。若手時代は仕事よりもスキー・ゴルフ・日本酒・麻雀・カラオケに熱中していた記憶がありますが(笑)、その後、本店に戻ってからは、会社を飛び出す形で多くの貴重な経験を積む機会をいただきました。経済産業省や内閣府への出向、公募によるMOT(技術経営)留学など、視野を大きく広げる転機となった時間でした。

    社内では通信ネットワーク部門での勤務が最も長く、加えて企画、総務、流通といった部署でも比較的長く業務を経験してきました。これらの多様なバックグラウンドを活かせるように、自分なりにできるだけ視座を高く持つことを心がけるようになりました。

    直近では、全社的なDX推進を担うデジタルイノベーション部の立ち上げに関わり、さらに子会社のJ-POWERテレコミュニケーションサービス株式会社(JPTS)に出向。取締役という立場で、会社経営のリアルに向き合い、多くを学ばせてもらいました。JPTSは、J-POWERグループの中でも最も積極的に外部事業に挑戦している“新規事業のパイオニア”とも言える存在であり、その姿勢はイノベーション推進部の現在の方向性と強く重なっています。

    こうした経験が重なり、2024年4月に発足したイノベーション推進部で部長を務めることになりました。今は「2026年度までに、J-POWERが主語となる新規事業を2件立ち上げる」という目標に向かって、これまでのすべてを総動員して取り組んでいるところです。

    本業の外へと広がる世界、未知のテーマとの出会いを楽しむ

    個人的にはアートや芸術の分野に関心がありますが、部長の立場としては「すべての案件が興味深いテーマ」と言い切りたいです。というのも、J-POWERの本業である電気事業の枠を超えて、新しいことに思い切って取り組んでよいと言われ、権限も与えられている。この状況は、本当にありがたいと感じています。

    何も知らない井の中の蛙が、そろりそろりと大海に泳ぎ出したような気持ちで、今は見るもの聞くものすべてが新鮮です。なので、どんな案件であっても先入観なく、真摯に向き合いたいと考えています。

    とはいえ、現実にはすべての案件に手を出せるわけではありません。予算や人材といったリソースの制約、J-POWERとの事業的なシナジーも重要です。その中で、どれに本気で向き合うかをしっかり選ぶ必要があります。

    スタートアップや事業会社の皆さんには、ひとつお願いがあります。もし将来、共同実証や事業化を検討するとしたら、「J-POWERにどう貢献してほしいか」をぜひ教えてください。私たちも本気で「どう貢献できるか」を考え抜きます。

    ご縁とリスクを携えて、エフェクチュエーションを体現する未来へ

    私が実現したい未来は、イノベーション推進部の組織目標にもある「2026年度までに、J-POWERが主語となる事業を2件立ち上げること」です。その達成のために、特に大切にしているのが「ご縁を大切にすること」と「リスクを取ること」の2つです。

    ご縁とは、スタートアップや事業会社だけでなく、J-POWER社内の仲間やグループ会社、地方自治体といった幅広い関係者すべてとのつながりです。新しい事業を始めるには、どこかの誰かと「一緒にやる」ことが前提です。だからこそ、目の前のご縁ひとつひとつを丁寧に紡いでいきたい。

    もうひとつのリスクについては、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏の言葉「リスクを取らないことが最大のリスク」がそのままの想いです。スタートアップの皆さんと並走するには、私たち自身も、時にはそれ以上の覚悟でリスクを取らなければ信頼されないと考えています。

    ご縁とリスクの両輪を大切にしながら、「エフェクチュエーション(Effectuation)」の実現を目指していきます。

  • Author

    イノベーション推進部長

    中嶋 嘉昭

    Yoshiaki Nakajima

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