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更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

エフェクチュエーション(Effectuation)

    手元にある「道具」から、不確実な未来を創り出す熟練の意思決定論

    エフェクチュエーションとは、経営学者サラ・サラスバシーが、優れた起業家(アントレプレナー)の思考プロセスを研究して見出した意思決定の理論です。かつての主流だった「コーゼーション(目的を決め、最適な手段を選ぶ)」に対し、エフェクチュエーションは「今、手元にあるリソース(自分は何者か、何を知っているか、誰を知っているか)を出発点に、何ができるかを考える」手法です。完璧な予測が不可能な状況下で、まず行動を起こし、偶然を味方につけて新しい市場や価値を創り出していく「思考の型」を指します。

    正解のない脱炭素への挑戦を、「今できること」から突破する

    カーボンニュートラルへの道は、誰も正解を知らない不確実な航海です。全ての予測が揃うのを待っていては、気候変動のスピードに追いつけません。J-POWERが培ってきたインフラ技術、電力運用のデータ、そして信頼というネットワーク。これら「手元のリソース」を再定義し、異分野のパートナーと掛け合わせることで、予想もしなかった新しいソリューション(例えば火力発電所の核融合試験場への転用など)が生まれます。未来を予測するのではなく、今ある手段で未来を「創る」エフェクチュエーションの精神は、不確実性の時代のレジリエンスそのものです。

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    Innovation Catalog 編集部

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