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更新日:2026.3.22
公開日:2025.6.30
ITER(国際熱核融合実験炉)
地上に太陽を再現する。人類の英知が結集した「核融合」への挑戦
ITER(International Thermonuclear Experimental Reactor:通称「イーター」)は、太陽がエネルギーを生み出す仕組みを地上で再現する「人工太陽」、すなわち核融合発電の実現を目指す超大型の国際プロジェクトです。日本、欧州、米国、中国など7つの国と地域が協力し、フランス南部に巨大な実験炉を建設しています。従来の原子力発電が「重い原子(ウラン等)を割る」核分裂反応を利用するのに対し、ITERが挑む核融合は「軽い原子(水素の仲間)をくっつける」反応を利用します。この反応には1億度以上の超高温プラズマを制御する必要があり、人類史上最も困難かつ壮大な、最後の「エネルギー革命」です。
究極のクリーンエネルギー源。資源問題を根本から解決するラストピース
核融合は、究極のクリーンエネルギー源として期待されています。燃料となる重水素は海水中に無尽蔵に存在し、発電過程で二酸化炭素を排出しません。また、反応が暴走しにくく、高レベル放射性廃棄物が出ないという安全上の大きなメリットもあります。J-POWERのようなエネルギー企業にとっても、ベースロード電源(安定的に発電し続ける電源)の概念を根底から変える可能性を秘めた技術です。2050年のカーボンニュートラル、さらにその先の未来において、エネルギー資源を巡る紛争を終わらせ、地球全体のレジリエンスを盤石なものにする「ラスト・フロンティア」として、多大な社会的意義を担っています。
Author
Innovation Catalog 編集部
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Innovation Catalog
編集部
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