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Scalar
更新日:2025.10.2
公開日:2025.7.15
先進的なデータマネジメントソフトウェアを開発
株式会社Scalar(以下、Scalar)は、「データマネジメントの未来を創る」というビジョンのもと、先進的なデータマネジメントソフトウェアを研究開発・販売するスタートアップ企業です。
複数・異種のデータベースを統合利用する際の複雑性や整合性の課題を解決するクラウドネイティブなUniversal HTAPエンジン「ScalarDB」と、データの真正性の課題を解決するデータ改ざん検知ソフトウエア「ScalarDL」の2つのプロダクトを展開しています。
ScalarDBは、複数・異種のデータベースを仮想的に統合し、トランザクションや分析クエリを提供することで、データの整合性を保証します。これにより、エンタープライズシステムにおいて高い信頼性を実現しています。
ScalarDLは、分散型台帳技術を活用してデータベースにおける改ざん検知を実現するミドルウエアです。非改ざん性を持つ技術としてブロックチェーンが有名ですが、ブロックチェーンには大量の処理をすると処理速度が大幅に低下してしまうという課題があります。ScalarDLは、この課題を解決しつつ、高いスループットを維持しながらデータの改ざん検知を可能にする革新的な技術です。データの変更履歴を不変の形で記録し、改ざんが発生した場合に検知できる仕組みを提供することで、監査証跡の確保や法的証拠能力の向上において重要な役割を果たします。
このScalarDLは、トヨタ自動車株式会社のデータ保全サービス「PCE(ピース)」にも採用されています。PCEは、ScalarDLの改ざん検知技術とタイムスタンプ技術を組み合わせることで、データの非改ざんと存在日付を証明することができ 、技術情報の証拠力を高めることにより、情報の不適切な取り扱いや知的財産権に関する紛争・訴訟対応力を強化をしています。
代表取締役CEOの深津 航氏は、名古屋大学情報科学部卒業後、日本オラクル株式会社に入社し、トップセールスとして活躍されました。同社でのBI/EPM事業/Big Data事業の立ち上げなど、データベーステクノロジーからAIまで幅広い領域の豊富な知識を蓄積しています。また、顧客との直接対話を重ねる中で、企業の業務プロセスや課題に対する深い理解も培ってきました。その旺盛な知的好奇心と探究心、そして実務への深い洞察は、Scalarの製品開発力の源泉となっています。
時間帯ごとの環境価値を顕在化
投資を決断したのはScalarの技術が、当社のDXおよびGXに貢献できると判断したためです。現在、Scalarほか2社と共同で、再生可能エネルギーに時間的価値を付与する 「環境価値プラットフォーム」の開発を行っています。
このプラットフォームは、ScalarDLを活用し、発電データおよび需要データ、その紐付けを正確に記録することで、時間帯ごとの環境価値を顕在化させる仕組みです。データの完全性と真正性を担保しながら第三者による証明を可能にすることで、信頼性の高いプラットフォームとして社会に対して有益な価値を提供できると考えています。

Company
株式会社Scalar

Author
イノベーション推進部 企画室
課長
井手 一久
Kazuhisa Ide
Company

株式会社Scalar
Auther

イノベーション推進部 企画室 課長
井手 一久
Kazuhisa Ide
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深津 航
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About Innovation Catalog
J-POWER Innovation Catalog〜未来を共創する羅針盤
J-POWERイノベーション推進部は、「新たな未来を共に創造する」というミッションのもと、カーボンニュートラル達成と地域社会への貢献という大きな目標に挑戦しています。
この度、私たちの取り組みやビジョンを社内外の皆様と広く共有し、具体的なアクションへと繋げるためのハブとして、オウンドメディア「J-POWER Innovation Catalog」を立ち上げました。本メディアは、私たちの活動を網羅的にお届けする目録(カタログ)であり、未来への羅針盤となることを目指します。
イノベーションの最前線に立つ方々との対話、イノベーション推進部が投資し、共に社会課題の解決と新産業創出を目指すポートフォリオ各社、社内外のCVCネットワーク、そしてJ-POWERの保有するリソースやアセットといった点と点が、Innovation Catalogを通して有機的に繋がり、未来を紡ぐ。Innovation Catalogは連携を通して持続的な世界を築く、未来を照らすカタログです。


