CREATING NEW FUTURES TOGETHER

Common Bridge

更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

バイオリファイナリー技術

    石油精製(リファイナリー)の概念を生物資源(バイオマス)に応用した、多品種製造技術

    バイオリファイナリー(Biorefinery)とは、バイオマス(植物・藻類・廃棄物など)を原料として、燃料・化学品・素材・エネルギーなど複数の高付加価値製品を同時に製造するプロセスの総称です。石油精製所が原油から様々な石油製品を製造するのと同じ発想を、再生可能な生物資源に適用したものです。バイオエタノール・バイオディーゼル・プラスチック原料・医薬品中間体・タンパク質など多岐にわたる産品を、廃棄ゼロを目指す形で効率的に生産します。

    化石資源依存の化学産業を「生物由来の炭素循環」へ転換し、製造業全体の脱炭素化を牽引する

    バイオリファイナリーは、石油化学産業のカーボンニュートラル化において中心的な役割を担う技術領域です。現在、石油から製造されているプラスチック・合成繊維・溶剤・医薬品などの化学品の多くを、バイオマス由来の原料に置き換えることで、産業全体のScope1・3排出を大幅に削減できます。さらに、食品廃棄物・農業残渣・下水汚泥などを原料とすることで廃棄物処理のコストと環境負荷も同時に削減できます。技術の高度化と経済合理性の向上が課題ですが、カーボンプライシングの導入により化石資源由来製品との価格競争力が高まりつつあり、2030年代の本格普及が期待されています。

  • Author

    Innovation Catalog 編集部

  • この記事をシェア

    Author

  • Innovation Catalog
    編集部

  • 関連記事

    About Innovation Catalog

    J-POWER Innovation Catalog〜未来を共創する羅針盤

    J-POWERイノベーション推進部は、「新たな未来を共に創造する」というミッションのもと、カーボンニュートラル達成と地域社会への貢献という大きな目標に挑戦しています。

    この度、私たちの取り組みやビジョンを社内外の皆様と広く共有し、具体的なアクションへと繋げるためのハブとして、オウンドメディア「J-POWER Innovation Catalog」を立ち上げました。本メディアは、私たちの活動を網羅的にお届けする目録(カタログ)であり、未来への羅針盤となることを目指します。

    イノベーションの最前線に立つ方々との対話、イノベーション推進部が投資し、共に社会課題の解決と新産業創出を目指すポートフォリオ各社、社内外のCVCネットワーク、そしてJ-POWERの保有するリソースやアセットといった点と点が、Innovation Catalogを通して有機的に繋がり、未来を紡ぐ。Innovation Catalogは連携を通して持続的な世界を築く、未来を照らすカタログです。