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更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

北海道ブラックアウト

    2018年9月、295万戸が一瞬で暗闇に。日本初の全域停電が突きつけた電力の脆弱性

    北海道ブラックアウトとは、2018年9月6日の北海道胆振東部地震(最大震度7)に起因して発生した、北海道全域の大規模停電を指します。震源地近くに立地する苫東厚真火力発電所(当時、北海道の電力供給の約半分を担っていた)が緊急停止したことで、需給バランスが急激に崩れ、連鎖的に他の発電所も停止。最終的に北海道全域の約295万戸が停電する、日本初の「ブラックアウト(全系崩壊)」が発生しました。復旧には最大で約45時間を要しました。

    一極集中の電源構成と系統の脆弱性を露わにした教訓が、分散型エネルギー社会設計を加速させる

    北海道ブラックアウトは、大規模集中電源への依存と系統の脆弱性というエネルギー安全保障上のリスクを日本社会に突きつけた歴史的事件です。この教訓から、①電源の分散化(特定の大型電源への集中排除)、②需給調整能力の強化(蓄電池・DR・VPPの普及)、③系統連系の強化(北本連系線の増強)の重要性が広く認識されました。再生可能エネルギーの分散配置とスマートグリッド化は、こうした大規模停電リスクへの構造的な解決策でもあり、脱炭素とレジリエンス強化を同時に達成する方向性として位置づけられています。

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