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    慣習からの脱却で描く未来

    更新日:2025.10.9

    公開日:2025.7.3

    技術と現場の間で、未来の一手を探る

    イノベーション推進部の中村高士です。私は現在、社内のデジタル変革(DX)を担う「デジタルイノベーション部DX推進室」と兼務し、AIや先端技術の社内導入、電力取引分野を中心に担当しています。

    一例を挙げると、ACES社と取り組んでいるのは、発電所におけるネットワークカメラとAIを活用した安全管理です。不安全行動の検知技術を構築し、現在社内での試運用を進めています。現場で本当に使える仕組みを目指して、日々改善を重ねています。

    自分が色々な業務を行う中で重視しているのは、自身の価値観と照らし合わせた際の納得感です。課題に向き合う際には、「それで本当にいいのか?」を問い続ける姿勢で仕事に取り組んでいます。

    専門性が交差する場に惹かれて

    大学ではコンピュータサイエンスを専攻し、データ工学領域の研究室に所属していました。現在の業務との直接的な関わりは少ないものの、ロジカルに考える力や、あるいは苦境での足掻き方など、この時期に培った知見は大きな財産です。

    2014年にJ-POWERへ入社後は、発電所の情報通信設備の保守管理や電力需給管理、小売業務などを経験しました。2019年から2年間ほどエナリスへ出向し、社内外の多様な関係者と向き合う中で、電力事業に対する視野が一段と広がりました。

    この時を振り返ると、それぞれが専門分野を持ち寄ってディスカッションを行うことの楽しさにも気付いた時期でもあり、この経験は現在のイノベーション推進部での活動のモチベーションにも繋がっていると感じます。

    非化石電源と電力需要の見える化で、長期需給の最適解を探る

    私がいま関心を寄せているのは、発電インフラのトランジションとエネルギーミックスの最適化です。これはJ-POWERを志望した理由とも重なりますが、昔から「電気があることのありがたみ」を感じており、今ある豊かな電力環境を将来にも残したいという想いがあります。

    現代を生きる私たちは、過去に整備された大規模な発電設備に依存して暮らしています。しかしそれらの設備は老朽化が進み、現状維持が難しくなりつつあります。そのため、私たちの世代が責任をもって、気候変動の状況も勘案しながら、時代に合った形を見据えて発電設備を置き換えていく必要があると強く感じています。

    非化石電源へのシフトは社会的にも不可避な流れであり、それを効率的かつ持続可能なかたちで進めるためには、非化石電源の発電と電力需要の動向を継続的に「見える化」し、需給バランスを最適化していく仕組みが考えられます。

    その仕組みが信頼を得るためには、根拠となるデータの保全が不可欠です。その分野に強みを持つScalar社のプロダクトを活用し、データの真正性を担保しながら、サービスとして提供するための取組を進めています。

    慣習に風を通し、問いを深める日々へ

    イノベーション推進部という追い風を上手く使って、理想と現実のギャップを埋めるような取組を進めていきたいと思っています。日々の業務に追われる中で、既存のプロセスや価値観に疑問を持たなくなってしまう瞬間がありますが、この部署では多様な価値観と出会う機会があり、「本当にそれでいいのか?」と問い直せる空気があるのが魅力です。

    こうした視点は、私が兼務しているDX推進室においても必要不可欠なもので、イノベーション推進部で得た刺激を起点に、常に技術・知識のキャッチアップを続けながら実務に活かしていきたいと考えています。

    J-POWERは、既存の慣習に囚われない新しい取組を進めやすい土壌が整っていると感じています。私たちが発信する内容に興味を持っていただけたら、ぜひ構想段階からでもご一緒できれば嬉しいです。

  • Author

    イノベーション推進部

    中村 高士

    Takashi Nakamura

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    J-POWER Innovation Catalog〜未来を共創する羅針盤

    J-POWERイノベーション推進部は、「新たな未来を共に創造する」というミッションのもと、カーボンニュートラル達成と地域社会への貢献という大きな目標に挑戦しています。

    この度、私たちの取り組みやビジョンを社内外の皆様と広く共有し、具体的なアクションへと繋げるためのハブとして、オウンドメディア「J-POWER Innovation Catalog」を立ち上げました。本メディアは、私たちの活動を網羅的にお届けする目録(カタログ)であり、未来への羅針盤となることを目指します。

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