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更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

メタンガス

    天然ガスの主成分であり、CO₂の約28倍の温暖化効果を持つ二面性の気体

    メタン(CH₄)は、炭素1原子と水素4原子からなる最も単純な有機化合物で、天然ガス・バイオガス・シェールガスの主成分です。燃焼すると水と二酸化炭素のみを生成するため、石炭・石油に比べてCO₂排出量が少ないクリーンな化石燃料として位置づけられてきました。一方、大気中に漏出した場合の温暖化効果はCO₂の約28倍(100年換算)と極めて強力で、採掘・輸送過程でのメタン漏出(フガティブ排出)は気候変動において深刻な問題となっています。近年は水素・アンモニアへの燃料転換や、メタンのCCS利用が注目されています。

    「クリーンな化石燃料」という位置づけの再評価と、バイオメタンによる脱炭素利用の拡大

    脱炭素化においてメタンガスは、短期的には石炭代替の「つなぎ燃料」として有用である一方、長期的には化石由来のメタン依存から脱却する必要があります。重要な方向性の一つは、廃棄物・バイオマス由来のバイオメタン(再生可能メタン)の活用です。バイオメタンは製造過程でCO₂を大気中から回収しているため、燃焼時のCO₂と相殺されカーボンニュートラルとみなせます。また、既存の都市ガスインフラをそのまま活用できるため、大規模な設備投資なしに脱炭素化が進められます。さらに、電力余剰時の水素製造とメタン合成(Power-to-Gas)による長期エネルギー貯蔵技術としても注目されています。

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