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更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

微細藻類(Microalgae)

    水中の「超小型工場」。太陽光と二酸化炭素から油を搾り出す

    微細藻類とは、肉眼では見えないほど小さな、水中を漂う植物プランクトンなどの総称です。最大の特徴は、一般的な陸上植物に比べて数倍から数十倍という圧倒的な「光合成効率」にあります。かつては単なる水中の生き物でしたが、現在は太陽光と二酸化炭素を吸収して、良質な「油(バイオ燃料)」や栄養素を作り出す「バイオリアクター(生物反応槽)」として注目されています。例えるなら、地球上で最も効率よく太陽エネルギーを物質に変換できる、目に見えないハイテク工場です。

    発電所の排ガスを「燃料」へ。究極のカーボンリサイクル

    微細藻類の培養に、火力発電所から排出される二酸化炭素を直接供給すれば、排出量を削減しながら、航空燃料(SAF)やプラスチックの原料を生み出すことができます。これは、排出された炭素を資源として循環させる「カーボンリサイクル」の理想形です。こうした生物学的なアプローチは、化学的な処理に比べてエネルギー消費が少なく、自然の摂理にかなった「ネイチャーベースド・ソリューション」です。海に囲まれた日本において、水と光と二酸化炭素からエネルギーを自給するこの技術は、資源レジリエンスを高める切り札として注目を集めています。

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