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更新日:2026.3.22

公開日:2025.6.30

大間原子力発電所

    青森県大間町に建設中の世界初のフルMOX炉。日本の原子力政策の焦点の一つ

    大間原子力発電所は、電源開発株式会社(J-POWER)が青森県大間町で建設中の改良型沸騰水型原子炉(ABWR)です。最大の特徴は、使用済み核燃料を再処理して製造したプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を全炉心に使用できる「フルMOX炉」として世界初の設計であることです。出力は138.3万kWを計画しています。2008年に着工しましたが、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故を受けて工事が中断。その後、新規制基準への対応設計変更を経て建設が継続されています。

    核燃料サイクルの要として、使用済み燃料を資源として活用するプルサーマル戦略の要衝

    大間原子力発電所は、日本の核燃料サイクル政策における重要な要素です。使用済み核燃料を再処理してMOX燃料として再利用することは、放射性廃棄物の体積削減とウラン資源の有効活用という観点から政策的意義を持ちます。脱炭素の観点では、原子力は発電時のCO₂排出がほぼゼロであり、安定的なベースロード電源として再エネの変動を補完する役割が期待されています。一方で、安全性への高い要求・廃炉・最終処分場の未確定など課題も多く、地域社会・国民との対話と合意形成が事業継続の前提条件です。エネルギー安全保障とカーボンニュートラルの両立という政策文脈の中で、その位置づけが問われています。

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